■日本のカジノ法案/IRへの見解
「もはや日本はアジアの先頭を走る豊かな国ではない」って何を今更感なのですが…。電子・電化製品、自動車、学力、司法、行政においてどんどん先頭集団から取り残されつつありますよ日本は。今他国とトップ争い出来るのは漁業と農業とアニメに伝統工芸くらいじゃないですか?
■お品書き
まずカジノ法案(IR推進法案)とは、許可を受けた民間事業者が認められた地域で特定観光複合施設を経営できるようにすることを目的とした法律です。用は簡単にいえば、日本で合法的に遊べるカジノを作れるように、安全に法を作って整備してカジノを作りましょうということで作った法です。カジノ法案(IR推進法案)設立までの動きや設立後の進展などをまとめた『カジノIRジャパン』の記事を元に今、どうゆうことになっているかをちゃんと知っていきましょう!そして一個人の見解だけを載せていこうと思います。一個人の見解なのでノンクレームでお願いしますw
■カジノIRジャパンの記事
2015-07-31(一財)日本総合研究所(日総研・寺島実郎理事長)は22日、東京・銀座の時事通信ホールにて「第13回 日総研フォーラム」を開催した。当日は「創造的観光立国―移動と交流という思想」と題して観光をメインテーマに統合型リゾート(IR)へもスポットが当てられ、日総研の寺島理事長、元観光庁長官で大阪観光局理事長の溝畑宏氏、元横浜市副市長でプライスウォーターハウスクーパース(PwC)株式会社パートナーの野田由美子氏がパネルディスカッションで議論を交わした。寺島氏と溝畑氏は経済団体の立場からIR導入を目指す「IR推進協議会」においてそれぞれ共同代表、副会長を務めている。寺島氏は6月18日に国会内で行われた「国際観光産業振興議員連盟」(IR議連)において講演を行ったほか、先月には真の統合型リゾートをテーマに「新・観光立国論」(NHK出版)を出版していた。
フォーラムの中で寺島理事長は、一人当たりGDPの国際比較において日本の3.6万ドルという数値はシンガポールの5.6万ドルから大きく差を付けられ、アジア4位であることを指摘し、「もはや日本はアジアの先頭を走る豊かな国ではない」と問題提起を行った。そのうえで、日本経済の問題点は各国に見られるような富裕層と貧困層との二極化といった性質ではなく、製造業、建設業からサービス業への多くの労働者の移行に伴い平均給与が低下したことによるもので、サービス産業の高度化の必要性を指摘。これまでの「ものづくり国家」から「移動と交流」による付加価値の高い観光産業の導入が必要と話した。
大阪観光局の溝畑氏は、四季の変化や美しい自然景観、安心・安全・清潔、時間を守る信用力など「日本は世界に勝てる観光資源をたくさん持っている」と観光資源の潜在性を評価した一方で、「問題はマーケティング」と観光行政の課題を指摘。2013年度の日本の国際観光収入が世界19位・アジア8位、一人当たり収入が世界24位・アジア6位などの数字を示し、その原因として欧州に比べて日本では外国人観光客の滞在日数が少ないとした。各国の状況と比較して、ナイトエンターテイメント産業やMICE施設の整備が進んでいないことなどが課題となっており、IRなどの複合施設導入が重要と話した。
PwCパートナーの野田氏も2007年から2009年まで横浜市副市長として行政に携わった観点から「観光を経済政策としてとらえることが重要」と指摘。観光振興に伴い騒音問題やごみ問題なども起こり得ることに触れたうえで、地元経済へのメリットを明確に住民に示すことが必要とした。来訪者の「数」でなく消費額に着目したマーケティング戦略、来訪者に都市生活を見せるという視点、来訪者と地元住民との文化交流の3点が重要とし、「移動と交流」がキーワードになると話した。
IRについて寺島氏は、公営競技やパチンコ産業などにより「日本はすでにギャンブル国家となっている」と話し、医療ツーリズムや産業ツーリズムなどの事例を示して「IRとはカジノありきのことではなく、観光のコンテンツとして熟慮の上で誘致もある」と、報道等における「IR=カジノ」といった議論に一石を投じた。溝畑氏はアジアにおける国際会議開催件数において1990年代は日本が過半数を占めていたものの、現在は韓国・香港・シンガポールなどの後塵を拝している現状を示し、税負担なく民間資金で建設するIRについて、「メリットを最大限、デメリットを最小限にして実現した」と評価。カジノ導入に伴う社会的コストについても、シンガポールなど最新の事例では導入前後の比較調査においてギャンブル依存症患者数が減少した結果が出ていることを示した。野田氏は「カジノは行かない」と前置きしたうえで、国際会議などでシンガポールのIRを訪問しており、「MICEはビジネスで訪問するものだが、それをきっかけに次回はプライベートで行きたくなる」と話した。
IRの議論が行われている場として、推進・反対のそれぞれの立場からメリット・デメリットが語られることが多い。今回は観光をテーマとした議論の場でIRについて触れられ、会場を訪れた参加者もIRの議論に初めて接した人の割合が多いように感じられた。新聞やテレビなどの報道ではIRについて賛否双方の立場から有識者を招いて議論するというかたちが多いが、公平性を担保するという報道倫理の一方で議論が全くかみ合わず、表面的な内容に終始することが多い。IRについて論点が整理されつつある現時点において必要なことは各分野の専門家により多面的に論点を掘り下げるという視点であり、その意味でも今回のように観光の視点からIRについて論じるということは有意義な議論であったといえるだろう。寺島氏も講演の中で「今の日本には(時事問題をテーマとする)本格トーク番組がない」と指摘していた。
当日の模様は8月28日(金)21時より、BSデジタル放送のBS11「『現代ビジネス講座』世界を知る力」で一部放映される予定だ。
出典元:カジノIRジャパン
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